徳島県鳴門市にある道の駅くるくる なるとは、地元の食材や名産品を楽しめる観光スポットとして人気を集めています。週末や連休には多くの観光客や家族連れで賑わい、鳴門金時を使ったスイーツや農産物マルシェの特産品を目当てに、地元の方から遠方からの旅行者まで幅広く訪れています。
ただ、夏のシーズンになると避けられないのが「暑さ」の問題。イベントやお買い物を楽しんだりする時間がどうしても炎天下に長くなるため、特に小さなお子さんや高齢の方には負担となることがありました。
そんな課題を解決するために導入されたのが、ミスト冷却システムです。
夏の道の駅に必要とされる“涼しさ”
道の駅は旅の休憩所でもあり、地域の魅力を発信する拠点でもあります。だからこそ、訪れる人が「快適に過ごせる」ことはとても大切です。
夏場の強い日差しの下では、ちょっとした待ち時間や買い物のひとときも体力を消耗してしまいがち。特に混雑時は行列や人の滞留が生じるため、快適な空間づくりが欠かせません。そこで今回、利用者が自然に涼しさを感じられるよう、人が集まりやすい広場やイベントスペースにミストが設置されました。
ミスト冷却システムの魅力
ミストはとても細かい水の粒子を空気中に噴霧することで、周囲の体感温度を下げる仕組みです。
- 肌や服がほとんど濡れないほどの細かい粒子
- 蒸発時に熱を奪うことで、体感温度を2〜3℃下げる効果
- 通るだけで涼しさを感じられ、炎天下でも快適に過ごせる
小さな子どもたちにとっては、霧の中を通ること自体がちょっとした遊びになるのもポイント。道の駅での滞在時間が、単なる休憩だけでなく「楽しいひととき」に変わっていきます。
導入後に感じられる変化
ミストの導入によって、道の駅くるくる なるとでは次のような効果が見られるようになりました。
- 夏の屋外での滞在がより快適に
- 子どもから高齢者まで安心して過ごせる空間づくりが実現
- イベントで“涼しい”環境が整い、楽しみやすくなった
- 涼しさのおかげで、満足度の向上につながった
「暑いから早めに切り上げよう」ではなく、「もう少しゆっくりしていこう」と思ってもらえること。それが、道の駅にとって大きなメリットとなっています。
まとめ|小さな工夫が、大きな心地よさに
道の駅くるくる なるとに導入されたミスト冷却システムは、夏の暑さを和らげるだけでなく、訪れる人の体験を豊かにする大切な役割を果たしています。
冷たい飲み物や特産品を楽しむひとときも、ミストの涼しさがあるだけで心地よさがぐっと増します。子どもにとっては遊び場のひとつになり、大人にとっては安心できる休憩スペースに。ほんの少しの工夫が、旅の印象や過ごしやすさを大きく変えてくれるのです。
これからの季節、観光やドライブの途中に道の駅を訪れる方にとって、この「涼しさの工夫」が新しい魅力のひとつになることでしょう。道の駅くるくる なるとは、そんな心配りで地域に愛される場所として、これからも進化を続けていきます。







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